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ABA(応用行動分析)とは|児童発達支援 mico mico

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ABA(応用行動分析)とは

ABA・DTTの実施(個別療育)

1.ABAって何?

mico micoでは、お子さまのペースに沿ってABA (応用行動分析)を用いた療育を行います。人間の行動は学習によって習得されたものであり、不適切な行動は誤った学習の結果として起こるという考え方に基づいて、主に自閉症児や発達障害児に対して以下の目的で用いられます。
1. 望ましい、正しい行動を教える
(コミュニケーション、食事、排泄などの生活スキル、他)
2. 望ましい行動を維持、般化(定着)させる
(家庭や学校で適切な行動がとれるようにする)
3. 問題行動を減らす
(自傷行為、他害行為、こだわり、癇癪)

2.DTTとABC分析

ABAの中心的な手法の一つとしてDTT(離散試行型指導法)があり、セラピストとお子さまが1対1で主に机上で椅子に座りながら行う指導法です。
人間の行動はA(先行刺激)、B(行動)、C(結果)という3つの要素から成り立ちます。

A 先行刺激(Antecedent):どんなときに、きっかけ
B 行動(Behavior):どんな行動をして?
C 結果(Consequence):どんな結果になった?


つまり、Aのとき(場所や人、環境的など)、Bをしたら、Cになったという形です。
これに当てはめて考えていきます。

3.問題の原因を見つける

ほとんどの問題行動は次の4つのどれかによって強化されていることが研究で明らかにされています。
お子さまの問題となる行動を引き起こす原因が下図の4つのどれに当たるのかを見分けます。

欲求の実現

〜がほしい
〜がしたい

回避

したくない
されたくない

注目されたい

かまって
こっちを見て

感覚刺激

なんだか楽しい!
気が紛れる

4.問題行動の例

きっかけ
A:おもちゃ売り場を子どもと通り過ぎようとしたら


行動
B:突然癇癪を起こして、泣き叫び始めた


結果
C:子どもはおもちゃを買ってもらった

5.問題行動の解説

玩具をどうしても買ってもらいたいという要求の実現により泣き叫ぶという問題行動が起こっています。

6.望ましい行動の流れ

大切なのは「泣き叫ぶ」という問題行動を成功させずに、その前の環境や介入方法を変え
「泣かずにいられた」という望ましい行動を増やしていくことです。
今回は事前に見通しを持てる声掛けをしたり、
おもちゃ売り場をそもそも通らないなどの工夫をすることで問題行動を減らすことができます。

7.行動の対処法

叱らずに誉めて育てるのがABAです。そのためには育てる側にも技術が必要となります。
以下に代表的な方法を紹介します。

1.強化

ある行動の直後(結果)によって
その行動が増えていくことを「強化」といいます。
お子さまが望ましい行動をした時や問題行動をしなかった時は、
沢山褒めたりご褒美を与え正しい行動を「強化」しましょう。

2.消去

反対に問題行動をしたときは大声で叱ったりせず、その行動を無言でやめさせたり、取り合わないようにしたり、それまであげていた褒美を一時的に無くし、問題行動を「消去」していきます。このときはお子さまに気を配り安全に十分に配慮しながら、お子さまが落ち着くのを待ちます。先程の例でいえば、癇癪を起して泣き叫んでも、取り合わずに無言で癇癪が収まるのを待つことが「消去」にあたります。

3.他行動分化強化(DRO)

先程の例では、おもちゃ売り場に到着する前に「泣かないでいい子にしていたらお菓子をひとつ買ってあげるよ」と言葉掛けをし、泣かずに通れたら沢山褒めてお菓子を買ってあげるなどの方法です。

4.先行条件操作

問題行動が起こりにくくなるように、あらかじめ物理的、時間的な環境を調整しておきます。特定のものがパニックや癇癪を引き起こすのなら、それが目につかないように取り除いたり隠したりして事前の工夫をします。先程の例でいえばお菓子売り場を通らないことがそれに当てはまります。

8.私たちができること

問題行動がなぜ起こってしまうのかを考え、原因となる根本を変えていくこと。そして常にお子さまの問題行動を何故だろうと分析しながら、一人ひとりにあった介入方法を見つけ支援しています。私たちと一緒にお子さまの「できた」を沢山増やし、成長を実感できるよう共に歩んでいきましょう。


NPO法人つみきの会と事業提携を結んでいます。

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